<不買運動>「スーパーだけでない」仏の対中外交、鍵は航空・原子力部門に―香港紙

Record China    2008年4月27日(日) 12時58分

拡大

24日、1週間に3人もの特使を中国に派遣したフランス政府の姿勢を、対中関係重視の表れと見る人も。だが、裏には中国に売り込んでいる航空機や船舶の存在が…。写真は「車椅子の天使」金晶さんにサルコジ大統領からの手紙を渡すボンスレ上院議長。

(1 / 4 枚)

2008年4月24日、香港の地元紙「明報」はフランス政府の対中外交政策に関する独自の見解を伝えている。

その他の写真

パリでの聖火リレーが妨害に遭ったことで、フランスに対する国民感情は悪化。今や中国全土で仏製商品の不買運動や仏系スーパー「カルフール」に対する抗議行動が発生している。先に3人もの特使を相次いで中国に派遣したサルコジ仏大統領は対中関係を重視しているとの見方が有力だが、「明報」紙は中国政府が握っているフランス向けの巨額の発注書が目当てだと説明。その証拠に事態を改善しようと最初に特使を送ったのは中国側だったことを指摘し、23日に北京を訪れたジャン=ピエール・ラファラン前首相がサルコジ大統領の北京五輪開幕式参加は微妙と伝えたことも明らかにしている。

中国は現在2400億元(約3兆3600億円)にのぼるフランス向け注文書を握っているため、本当に愛国精神を発揮し不買運動を行うのならば「カルフール」相手ではなく、中国民航局や航空会社、鉄道局や原子力発電部門にフランスが売り込んでいる技術や製品の購入拒否を要求する旨の手紙を書くべきだとしている。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携