Record China 2008年4月22日(火) 12時31分
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21日、中国各地で激しさを増す仏系スーパー「カルフール」へのボイコットなど抗議運動に対し、中国政府が沈静化に乗り出した。写真は13日、豪メルボルンで起こった「チベット独立反対」「北京五輪の支持」を訴えるデモ。
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2008年4月21日、フランス・パリで起きた北京五輪聖火リレー妨害をきっかけに、中国各地で激しさを増す仏系スーパー「カルフール」へのボイコットなど抗議運動に対し、中国政府が沈静化に乗り出した。胡錦濤(こ・きんとう)国家主席が「学生のデモ参加禁止令」を出し、メディアでも自制を訴える文章が掲載された。中国時報が伝えた。
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新華社通信はコラムで、「カルフールの大株主がダライ・ラマに資金援助を行った証拠が見つかれば、中国政府がきちんと制裁措置をとる。だが証拠がない以上、こうした動きは迅速に収束させるべきだ」と呼び掛ける文章を掲載。「くれぐれも反中国勢力の罠にかからないよう」訴えた。
また、20日付の人民日報(電子版)では「愛国主義は如何にすれば強まるのか?」と題する評論を掲載。「フランス製品のボイコットは愛国心の表れ」と肯定したものの、「愛国の熱い思いは、理性的なルールに則って表すべき」と自制を促した。
英紙「オブザーバー」によると、ネット上では「民族主義」に関連する書き込みが削除されるなど当局による規制が本格化。だが、「洪水のように溢れる民族感情は抑えられない」としている。(翻訳・編集/NN)
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