<中華経済>1−3月期=電力大手4社が赤字、発電用石炭高騰で−中国

Record China    2008年4月22日(火) 9時4分

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21日付信息時報によると、発電用石炭価格が高騰する中、中国の五大電力会社のうち4社が、2008年1-3月に損失を計上したとの報道が中国国内に伝わった。資料写真。

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2008年4月21日、21日付信息時報によると、発電用石炭価格が高騰する中、中国の五大電力会社のうち4社が、2008年1-3月に損失を計上したとの報道が中国国内に伝わった。

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報道によると、華能集団は辛うじて増益を確保したが、中国大唐集団、中国電力投資集団、中国華電集団、中国国電集団の残り4社が軒並み赤字。赤字幅は平均4億−9億元に達したもよう。発電用石炭が高騰しコストが増大する一方で、当局が発電用石炭の変動分を電力価格に反映させる緊急措置を見送っていることが直接的な要因。

広州の石炭仕入れ業者によると、広州の電力用石炭の輸入価格は現在、運賃・船荷保険料を上乗せしたCIFベースで前年同期比10−15%上昇の1トン当たり700元以上。一方で国内の電力卸売価格は06年以降据え置かれたままだ。

専門家によると、現在の石炭価格では、石炭200グラム以下で1キロワット時の発電が可能な最新鋭の発電プラントでなければ電力企業は利益を確保できず、従来のプラントでは赤字は必至。08年1−2月期は一定規模以上の発電企業4773社のうち、1990社が損失を計上し、電力業界全体の利益は前年と比べて75.39%落ち込んだ。(翻訳・編集/HI)

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