2008年4月19日、韓国メディアは北朝鮮の金正日総書記が来週にもベトナムと中国を訪問すると伝えた。暗殺を恐れこれまで陸路で移動していた金総書記だが、今回は飛行機での外訪が予定されている。新聞晨報が伝えた。

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金総書記のベトナム訪問は経済改革の視察が主要目的。1986年より「ドイモイ政策」を続けてきたベトナムは近年急速な経済成長を記録している。中国に製造業を集中させるリスクを回避するため、「チャイナプラスワン」として第二の拠点を設ける動きが目立っているが、ベトナムはその主要な候補地となっている。中国では東北地区を訪問、父である故金日成氏の母校である毓文中学や日中戦争の史跡を訪れる。

北朝鮮は現在、2001年以来となる深刻な食料不足に陥っている。世界的な穀物価格の高騰から中国の援助も滞っていると見られ、今回の訪問は食糧供給を訴える狙いもあると見られる。（翻訳・編集/KT）