中国の海洋産業が15%台の成長、GDPの1割に、アキレス腱は汚染の深刻化―中国

Record China    2008年4月18日(金) 11時9分

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4月16日の報道によると、中国の漁業や船舶工業など海洋産業は15%台の成長を見せ、国内総生産(GDP)に占める割合は10.11%に達したことがわかった。しかし一方で近海の水質汚染は依然深刻。写真は海南省の漁民。

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2008年4月16日、新華網の報道によると、2007年に中国の漁業や船舶工業など海洋産業は15%台の成長を見せ、国内総生産(GDP)に占める割合は10.11%に達したことがわかった。政府が公表した「中国国土資源公報」で明らかになった。

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それによると、中国の海洋産業の生産規模を価格で示すと、2兆4929億元(約34兆9000億円)で前年比15.1%増。内訳は、漁業、ガス・油田開発、船舶工業など海洋産業本体の生産規模が1兆4844億元(約20兆7800億円)、その関連産業が1兆85億元(約14兆1200億円)となっている。

順調な成長を見せる海洋産業だが、それを取り巻く海水の水質など環境問題は依然厳しい。

近海の水質は局地的にいくらか改善の兆しが見えるものの、全体的に汚染の状況は深刻。全海域で水質基準に達していない面積は約14.5万平方キロメートルと、昨年より約0.4万平方キロメートル減少したに過ぎなかった。中でも汚染が著しい海域は、渤海湾、黄河河口、長江河口、珠江河口などと、大中都市に近い部分的な海域だとしている。海洋産業の将来にとって、環境汚染がアキレス腱になりかねないと懸念する向きもある。(翻訳・編集/HA)

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