在日外国人が敬遠する日本の病院、なぜ中国人を魅了しているのか?―華字メディア

Record China    2017年5月20日(土) 5時0分

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家電、化粧品、日用品はすでに訪日中国人の爆買い対象ではなくなった。日本に行かなくてもネットで買えるようになり、中国人観光客の消費は物質型から体験型に変化している。資料写真。

家電、化粧品、日用品はすでに訪日中国人の爆買い対象ではなくなった。日本に行かなくてもネットで買えるようになり、中国人観光客の消費は物質型から体験型に変化している。17日付で華字紙・日本新華僑報が伝えた。

現在、日本で医療を受けるために訪日する中国人が急増している。中国人の日本医療観光の仲介業者は、「日本での医療体験を負担できるのは中国の中産階級の人たち。彼らの1人が日本での医療に満足すると、それはすなわち中産階級の1つのコミュニティーに好印象を与えたことになる。他の人が満足した日本の医療を自分も体験してみたいとの心理が働き、好循環が生まれる」と語っている。

日本の健康診断も中国人に人気で、医療スタッフの温かい心遣いや医師の真面目な態度、正確な検査が評価されている。日本のがん検診は世界トップクラスの水準で、検査から治療まで体系が整っている点も人気につながっている。

このほかでは、中国人の経済力が向上し、日本での医療費を負担できるようになったことや、仲介業者のサービスが充実している点も中国人の訪日医療観光を後押ししているという。

日本メディアによると、在日外国人の3割が「言葉が不自由」を理由に日本の病院を敬遠する傾向があると分かっている。在日外国人でも敬遠するのに、なぜ訪日して医療を受ける中国人は増えているのか。その橋渡し役が仲介業者である。仲介業者は日本の病院の紹介から現地での送迎、通訳など徹底したサービスを提供しており、中国人は国内では味わえない優越感を得られる。こうした要素が、中国人が日本の医療に魅了されている要因と言える。(翻訳・編集/内山)

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