第1四半期、伝染病など突発性衛生事件の死者すでに108人―中国

Record China    2008年4月16日(水) 13時17分

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15日、中国衛生部が発表した今年第1四半期の伝染病など公衆衛生に関する事件の発生数、症例数、死亡者数は前年同期を上回った。死者はすでに108人出ているという。写真は北京初の大型緊急救護車両。

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2008年4月15日、衛生部が発表した2008年1月〜3月の「全国における公衆衛生に関する突発事件データ」によると、公衆衛生に関する事件の発生数、症例数、死亡者数は前年同期を上回っている。特に症例数では3割近い増加が見られた。「中国新聞網」が伝えた。

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同データによると、自治区・直轄市を含む全国31省で「公衆衛生に関する突発事件報告管理システム」を通して報告された事件は393件、1万8685名が被害に遭い、108名が死亡した。前年同期と比べ事件数は6.22%、症例数は29.26%、死亡者数は5.88%それぞれ上昇した。

症例を見ると、去年と比べ感染症による事件が多発、特に麻疹・風疹・おたふくかぜなどが主要な症例となった。環境汚染、伝染病、食物中毒、職業中毒を原因とする死亡数が多かった。

専門家は、今の時期は麻疹や流行性脳膜炎、インフルエンザ、おたふくかぜが多発する時期であることから、特に子どもが集まる学校などに対し注意を促している。またコレラなど胃腸疾患も時期柄から流行する可能性があるという。

衛生部は各種伝染病を防ぐため、管理を徹底し、ワクチンなどの準備を急ぐ姿勢だ。(翻訳・編集/小坂)

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