世界初の温室効果ガス排出禁止措置、炭坑ガスの再利用を促進―中国

Record China    2008年4月15日(火) 10時47分

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14日、環境保護総局から部(日本の省に相当)に昇格したばかりの環境保護部は、炭坑の高濃度ガス排出禁止など4項目の国家基準を発表した。同基準は世界で初となる温室効果ガス排出禁止の強制措置だという。写真は山東省の炭坑。

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2008年4月14日、環境保護総局から部(日本の省に相当)に昇格したばかりの環境保護部は、炭坑の高濃度ガス排出禁止などの項目の国家基準を発表した。同基準は世界で初となる温室効果ガス排出禁止の強制措置だという。中国新聞社が伝えた。

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新基準ではメタンを3割以上含む高濃度ガスは排出が禁止され、再利用が求められる。中国国内の高濃度ガスのうち8割にあたる8億2000万立方メートルが再利用されれば石炭463万tに匹敵するエネルギーが得られる。温室効果ガス削減だけではなくエネルギー消費量節約の効果も期待される。技術的制約から現時点では再利用の促進は高濃度ガスに限定されることになった。

また「ゴミ埋め立て場汚染管理基準」も改定され、今後建設される埋め立て場には汚水処理施設を完備することが義務づけられた。「複素環類農薬工業用水汚染物の排出に関する基準」が新たに設けられ、関連企業に汚染物質排出の限界値を義務づけた。また「大型自動車エンジン、排気ガス排出量及び測定方法に関する基準」も改定され、排気ガス基準を厳格化するとともに排気ガスクリーン化機能の耐久性に関する基準が新たに設けられた。(翻訳・編集/KT)

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