Record China 2008年4月14日(月) 13時40分
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13日、中国の経済学者、樊網氏は人民元相場について、「現在の状況からみて、人民元レートの上昇は、米ドル安の進行スピードには及んでいない」との認識を述べた。資料写真。
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2008年4月14日、13日付新浪網によると、アジアを中心に各国の政財界代表が集まる「ボアオ・アジアフォーラム」年次総会が12日、海南島ボアオで正式に開幕し、13日、「米サブプライムローン危機と世界への影響」をテーマとする昼食会が開かれた。その席で中国の経済学者、樊網氏は人民元相場について、「現在の状況からみて、人民元レートの上昇は、米ドル安の進行スピードには及んでいない」との認識を述べた。
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同氏によると、人民元の対米ドル相場は、05年7月の管理変動相場制への移行後、上昇を求める諸外国からの圧力が絶えず続いているが、その上昇ペースからみると、依然として通貨当局が主導して相場をコントロールしていることは明らか。
ただ元高は、短期的にみればインフレを助長する投機マネー流入の防止策となる上に、国内で加速する輸出の伸びを抑制することで、対米貿易を始めとする貿易不均衡の是正につながるため、当局はここに来て、ある程度元高容認姿勢に傾いたとみられる。人民元の対米ドル相場は08年1−3月の3カ月間で4.5%上昇し、07年の切り上げ後最大の上昇率となった。
しかし、人民元が過度なペースで上昇すれば、国内輸出企業の存続の危機に関わる。同氏によると、通貨当局では、国内企業が元高に対応できるだけの過渡期を設ける必要があり、相場を一気に引き上げることはないとみられる。(翻訳・編集/HI)
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