「朝鮮半島に対話への希望」と中国国営メディア、韓国ネットユーザーは懐疑的

Record China    2017年5月7日(日) 13時20分

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6日、韓国・聯合ニュースによると、中国国営メディアが、緊張の高まる朝鮮半島に対話の雰囲気が芽生えているとし、問題解決のために北朝鮮が積極的な行動に出なければならないと伝えた。写真は北朝鮮。

2017年5月6日、韓国・聯合ニュースによると、中国国営メディアが、緊張の高まる朝鮮半島に対話の雰囲気が芽生えているとし、問題解決のために北朝鮮が積極的な行動に出なければならないと伝えた。

中国共産党機関紙人民日報の英語版姉妹紙・環球時報は6日付けの論評「朝鮮半島に対話の希望が現れるか」で、「朝鮮半島問題解決のためには、北朝鮮が積極的な行動を示さなければならない」と強調し、現在の朝鮮半島情勢について「北朝鮮は過去数カ月間、戦争の崖っぷちに立って風船を吹いている」とし、「風船を吹き破裂させ制御不能の状態になるのか、それとも関連各国とともに緊張局面を鎮静化させるかは、北朝鮮と米国にかかっている」と分析した。

また、「北朝鮮が金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である太陽節(4月15日)と、朝鮮人民軍の創建85周年(4月25日)に6回目の核実験は敢行しなかったが、先月16日と29日に弾道ミサイルを発射して挑発を続けてている」とし、「このような状況では、米国が軍事行動に出た場合、戦争が勃発することもある」と警告した。

さらに、「北朝鮮が19年ぶりに、外交委員会を復活させたのは、長期間固着状態にある6カ国協議に一筋の希望を与えた」とし、「朝鮮半島の緊張が高まる状況で、北朝鮮が他国の意見を聞いて、多国間協議に反対する方針を変えることが非常に重要である」と付け加えた。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「米国は北朝鮮との対話の前提条件として核放棄を要求しているが、望み薄だと思う」「北朝鮮は絶対に核は放棄しないって言っている」「何の話し合いをするというのだ」「会話の雰囲気が出てきているだって?」など、北朝鮮が対話に応じることへの疑問の声が多く寄せられた。(翻訳・編集/三田)

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