韓国で日本アニメが続々公開、「君の名は。」のヒットで注目度アップ=韓国ネット「日本のアニメにハズレはない」「プライドはないの?」

Record China    2017年5月11日(木) 18時10分

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8日、韓国メディアによると、今年初めに映画「君の名は。」が大ヒットを記録して以降、韓国内の市場では日本アニメに対する関心が高まっている。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

2017年5月8日、韓国・聯合ニュースによると、今年初めに映画「君の名は。」が大ヒットを記録して以降、韓国内の市場では日本アニメに対する関心が高まっている。

韓国では今月25日、宮崎駿監督の映画初監督作品である「ルパン三世 カリオストロの城」が公開される。1979年の作品だが、韓国の劇場で公開されるのは初めて。輸入配給会社関係者は同作品について「細密なストーリー展開と美しい音楽の演出が特徴的」と説明し、「デジタルリマスター版が出たため輸入を決めた。昔の作品だが、演出などは今のアニメと比べても絶対に引けを取らない」と強調した。

また、9日には山田尚子監督の映画「聲(こえ)の形」が公開される。聴覚障害を持つ少女と同級生だった少年の孤独や絶望、愛などを描いた作品で、17年の東京アニメアワードで「アニメ オブ ザ イヤー」部門のグランプリを受賞した。

その他にも、11日にはSF漫画が原作の「GANTZ:O」が公開される予定。先月27日に公開された「劇場版 黒子のバスケ」も観客動員数が3万人を超えるなど人気を博している。

さらに、スタジオジブリ出身の米林宏昌監督の最新作「メアリと魔女の花」(日本で7月公開予定)と、今年の春に公開された神山健治監督の「ひるね姫〜知らないワタシの物語〜」も韓国での版権契約が結ばれた。

「聲の形」の輸入配給会社関係者は「日本アニメは少数のマニア向けという認識が強く、米国アニメに押されてスタジオジブリ作品以外はそれほど注目されてこなかったが、『君の名は。』の大ヒット以降、日本アニメの可能性への期待が高まり、輸入競争も激しくなった」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「良い現象だ」「全ての作品を必ず見ないと!」「『メアリと魔女の花』が一番楽しみ。どうかジブリの、宮崎駿監督の偉業を引き継ぐ作品でありますように」「日本のアニメにハズレはない」「日本のアニメには日本特有の洗練さとロマンがある。大好き」「『君の名は。』は何十回も観た。これを超える作品は出ないだろう」「30代になった今も日本アニメのDVDを大事に保管している。どれも内容が素晴らしく、今見ても楽しめる作品だ」など期待の声が寄せられている。その他「日本アニメは輸入するな。プライドはないのか?」「メディアは今後、日本アニメが公開されるたびに『君の名は。』と比較しそう」と指摘する声もあった。(翻訳・編集/堂本

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