2008年4月9日、9日付経済通によると、8日の上海外国為替市場の人民元相場は、現地時間午後5時半時点の市場終値が1米ドル7．0008元となり、終値ベースで05年7月の切り上げ後の最高値を2日連続で更新し、6元台目前に迫った。

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中国人民銀行（中央銀行）が同日朝に発表した取引の仲値となる基準値は1米ドル7．0015人民元。基準値ベースでも切り上げ後の最高値を更新した。

8日付第一財経日報によると、専門家は、人民元の対米ドル相場は今週中に6元台に突入する可能性が高いと指摘する。同専門家によると、米労働省が先ごろ発表した3月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が3カ月連続のマイナスとなったことで、ドルがさらに弱まれば、人民元の上昇につながる。また、今週末にワシントンで開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁会議（G7）では、EU（欧州連合）や日本からも人民元相場の上昇を求める圧力がかかることが予想される。

人民銀が発表した9日の基準値は1米ドル7．0025元。人民元の1日の許容変動幅は同基準値の上下0．5％となる（翻訳・編集/HI）