2008年4月8日、8日付新京報によると、業界団体、中国企業連合会が7日発表した08年1−2月の電力会社の経営状況報告では、国家統計局の統計対象となる電力会社4773社のうち1990社が損失を計上した。赤字企業が占める割合は41．69％と、前年1年間で最大水準となった期からさらに6．35ポイント拡大。赤字企業の合計損失額は前年同期の約3倍の137億9200万元に達した。

【その他の写真】

うち発電会社の損失額が69．55％を占めた。中でも中国の発電の主力を担う火力発電企業は、原料となる石炭の急騰で損失の程度が深刻。火力発電企業全体の利益は前年同期比75．39％減の25億4900万元に落ち込んだ。

中国企業連合会の王永干秘書長によると、電力業界の増益率はここ数年、工業企業全体の増益幅を絶えず下回っている。石炭価格が高騰する中、08年の業界の増益率は20％程度と予想され、工業企業全体の増益予想38％を大きく下回る見通し。（翻訳・編集/HI）