ドイツの小さな村の5分の1が中国人、彼らが大挙して居住する目的は?―独紙

Record China    2017年4月14日(金) 7時10分

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独ラインランド・プファルツ州ビルケンフェルト地区に属する人口約3200人の村、ホップシュテッテン・バイアースバッハに、現在600人の中国人が住んでいる。資料写真。

独ラインランド・プファルツ州ビルケンフェルト地区に属する人口約3200人の村、ホップシュテッテン・バイアースバッハに、現在600人の中国人が住んでいる。この小さな村に中国人が大挙して居住する理由や村の変化について、環球時報はドイツ紙の報道を引用し12日付で伝えた。

ドイツ紙ディー・ツァイトによると、ホップシュテッテンには現在200社を超える中国企業があり、その関係者600人が同村に居住している。同村が中国人企業から注目を集めた理由について専門家は、「中国国内市場の発展が減速したことを受け、中国の企業家らは海外に目を向け始めた。ホップシュテッテンの開放的な文化が投資家らを呼び寄せ、欧州市場進出の足掛かりにする人が少なくない」と指摘している。

5年前からドイツで貿易企業を経営する中国人女性は、「中国は大きな国であるため、さまざまな輸入品を必要としている。これは私のような海外で起業する人にとってチャンスとなる」と語っている。

報道によると、ホップシュテッテンでは現在至る所で「中国」を感じ取ることができる。幼稚園には中国の地図が掲示され、園児の5人に1人が中国人という。村の精肉店では中国人が好んで食べる豚の耳や内臓が売られるようになり、現地の通信会社も中国人向けのサービスを提供している。

同村の中国企業は徐々に力をつけており、欧州でも有数の卸売り企業にまで成長したケースもある。こうした現状を踏まえ報道では、「ホップシュテッテンは近い将来、欧州のチャイナタウンとなるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/内山)

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