<チベット>中国メディアが海外紙の“歪曲”を痛烈批判、「BILD紙はCNNより卑劣」―中国

Record China    2008年4月7日(月) 23時4分

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4月5日、チベット暴動に絡み、人民日報は、ドイツ紙が写真加工するなど歪曲報道をしているとして批判。写真は「僧侶に扮装した中国軍人」と報じた西側メディアの写真。その後「自分が01年に撮影した」と中国人カメラマンが名乗り出た。

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2008年4月5日、チベット自治区ラサで発生した暴動に絡み、中国共産党機関紙である人民日報(電子版)はドイツ「BILD」紙が写真を加工するなど歪曲報道をしていると痛烈に批判した。

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それによると、「BILD」紙はチベット暴動報道の際、複数にわたってネパールのカトマンズで発生した警官隊と僧侶の衝突写真を加工した上で掲載。北京五輪採火式の写真を並べ、「北京五輪をボイコットするべきか?」という見出しを付けるなど、「中国政府に対して悪意の攻撃を行った」と批判している。

海外メディアでは、米CNNが先月17日、チベット騒乱の様子として2台の戦車が市民に向かって走る写真を掲載。これについても中国政府は「武力制圧しているように見せるために故意に加工した」と猛抗議した経緯がある。

今回の報道で人民日報は、このCNN報道を引き合いに出し、「BILD紙はCNNより卑劣だ」と最大級の強い調子で批判している。

中国の政府系メディアのこうした姿勢は、チベット暴動以降、各国政府の間で北京五輪開会式への高官出席見直しの動きが広まっていることなどへの、中国政府の強いいらだちを反映していると見られる。(翻訳・編集/NN)

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