2008年4月4日、4日付第一財経日報によると、春の耕作シーズンを迎え、財政部は3日、国内13カ所の重点穀物生産地域で進めるかんがい事業と、吉林省、内モンゴル自治区、天津市などの24の省・自治区・直轄市の干ばつ対策に計36億元の補助金を緊急拠出すると発表した。

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中国では08年1月下旬に中・南部を襲った記録的な寒波・大雪と、北部で続くかんばつが農業に深刻な打撃を与え、穀物生産の低下、価格の上昇を招いた。1、2月のCPI（消費者物価指数）の前年同月比上昇率が11年ぶりの高水準となったのも、穀物の大幅な値上がりが要因とされている。

中国銀行業監督管理委員会の蒋定之副主席は、同日北京で開催された金融機関の農業支援に関する会議に出席した際、銀行の農業分野への貸し出しについて「08年は前年を上回る水準を確保する。あらゆる手段を使ってでも、農業以外への貸し出しを抑制する」と方針を述べた。（翻訳・編集/HI）