日本が中国人観光客へのビザ発給要件を緩和、「日本の生活品質が下がる」と中国人が懸念

Record China    2017年4月22日(土) 12時50分

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21日、在中国日本大使館はSNS「微博」の公式アカウントで、中国人向け数次ビザの発給要件を緩和したことを発表した。中国ネットユーザーからは歓迎と同時に日本を心配する声もあがっている。写真は日本の花見の場所取り。

2017年4月21日、在中国日本大使館はSNS「微博」の公式アカウントで、中国人向け数次ビザの発給要件を緩和したことを発表した。

「十分な経済力を有する方」を対象に発給される数次ビザは、発給後3年間にわたり何度でも入国できる(1回あたりの最長は30日間)。また「相当の高所得者」に対する数次ビザは有効期間5年間、1回の滞在期間90日間の規定は変わらないが、初回の訪日目的を観光に限定する規定が撤廃された。岩手県、宮城県、福島県を対象に発給されていた東北3県数次ビザは青森県、秋田県、山形県を対象に含めた東北6県に対象が拡大された。

この他にも中国以外に在住する中国人に対しても、中国在住者と同様の要件で数次ビザを発給すること、クレジットカード(ゴールド)所持者に対する個人観光ビザ取得の提出書類簡素化などが盛り込まれた。

在中国日本大使館アカウントは、2017年は日中国交正常化45周年という記念すべき年であり、ビザ発給要件緩和により日中間の交流がさらに活発になることを期待しているとコメントした。

同アカウントの発表には22日現在、約3000件のコメントが寄せられている。「日中友好は東アジアに幸福をもたらす!」などと賛同するコメントが多いが、「目先の金のために日本の生活品質を落とさないで!でないと香港みたいになってしまうよ」と危惧するコメントも見られた。(翻訳・編集/増田聡太郎

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