パリで警官が中国人男性を射殺、抗議の中国系住民35人拘束、中国外交部が仏側に申し入れ―中国メディア

Record China    2017年3月29日(水) 12時10分

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28日、中国外交部の華春瑩報道官は、仏パリ北部のアジア人街で26日夜、中国人男性が警官に射殺されたことについて、仏側に申し入れを行い、早期の真相究明を求めたことを明らかにした。写真はパリ市内。

2017年3月28日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、仏パリ北部のアジア人街で26日夜、中国人男性が警官に射殺されたことについて、仏側に申し入れを行い、早期の真相究明を求めたことを明らかにした。新華網が伝えた。

華報道官は「現地時間26日夜、1人の在仏華僑が自宅でフランスの覆面警察官に射殺された」とし、「外交部はこの事件を高度に重視しており、在仏大使館に対し、直ちに緊急体制を立ち上げ、速やかに仏側に申し入れを行うよう指示した」と述べた。

米ボイス・オブ・アメリカの中国語ニュースサイトが仏当局の説明として伝えたところによると、数十人の警官が家庭内暴力の疑いがあるとして男性宅に入ったところ、警官1人が男性にはさみで襲われ負傷したため、別の警官が発砲した。

男性の家族は、男性がはさみを手にしていたのは料理をしていたためだと話しているという。

事件を受け、中国系住民らは27日、警察署前で抗議するデモを行ったが、警官隊ともみ合いになり、35人が身柄を拘束された。28日にはこの35人の家族や友人ら約100人が警察署前に集まり抗議した。(翻訳・編集/柳川)

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