大陸からの観光客「1日3000人でも問題なし」、治安部門は警戒感―台湾

Record China    2008年4月2日(水) 11時13分

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31日、台湾の次期総統馬英九氏が選挙前、「7月以降、大陸からの観光客を1日3000人受け容れる」としたことについて、台湾観光局は「受け容れには施設面では問題ない」とした。写真は「台北101」こと台北国際金融センター。

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2008年3月31日、台湾の総統選で勝利した馬英九(マー・インジウ)氏が選挙前、「7月以降中国大陸からの観光客を1日3000人受け容れる」と公約したことについて、台湾観光局の頼瑟珍(ライ・スージェン)局長は昨年の飛行機の乗客率やホテルの宿泊率などを考慮した結果、「台湾の受け容れ態勢は万全」と語った。中国新聞網が伝えた。

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台湾「中央社」の報道によると、大陸と台湾の一般観光客の往来については何年もの間、議論されていたが、当初計画では大陸からの観光客を1日1000人という計算で議論していた。しかし、馬氏は「1日3000人」としており、年間で100万人の増加が見込まれる。

大陸から台湾への直行便は当面ないため、大陸の観光客は香港・マカオ経由になる。昨年のデータから見ると、台湾・香港便の乗客率は72%で、マカオ便は75%だった。また、台湾のホテルの宿泊率は平均70%で空室が約6000室、50部屋以上を備えるホテルは2万件以上ある。また、観光バスも6000台以上ある。このため、設備面では問題はないという。

しかし、福建省からの観光客に対しては治安部門が制限を加えようとしている。なぜなら、台湾住民の8割は福建省出身だが、福建省から台湾に来た観光客が縁者を頼り脱走をはかるという事件が過去多発しているからだ。頼局長は観光局の立場として「観光客は多いほどよい」と語るが、「今後議論を深めたい」としている。(翻訳・編集/小坂)

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