2週間でヨガの先生に?8割の指導者が正しい知識なし!―中国

Record China    2008年4月2日(水) 17時44分

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31日、中国でも大流行しているヨガについての特集記事が記載された。ヨガブームに乗り、知識のない指導者が増加し、誤った指導法で練習した受講生にはけが人も出ているという。写真は鄭州市で行われたインド人指導者によるヨガ指導。

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2008年3月31日、生命時報が中国でも大流行しているヨガについての特集記事を記載した。この記事によると、中国のヨガの指導者は8割以上が正しい知識のない人たちで、講座受講者の中には負傷者も出ている。商業目的のヨガに警鐘を鳴らす。

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アメリカの「タイム」誌によると、アメリカでは過去3年の間に1万人以上がヨガでケガをし、病院に行ったという。世界各地でも同様な報告がある。一般にヨガというと日常生活ではあまりみられない不思議な姿勢を思い浮かべるが、インドのヨガの権威によると、「本来のヨガの目的は呼吸を整えることにある」という。ヨガによる負傷が多いのは誤った指導法に原因がありそうだ。

中国では80年代半ば以降、テレビ番組を通してヨガの認知度が上がった。この番組で指導者として出演していたのが張恵蘭(ジャン・フイラン)氏。彼女は第一人者として、ヨガを中国に広げるべく努力した。

しかし、その後、ヨガをビジネスチャンスと見た人々が、深い知識もなく講習会を行うこととなる。ネットや雑誌には「二週間でヨガ指導者に!」などという宣伝文句も見られる。こうして、8割以上のヨガ教室の指導者が正しい知識もなく指導するという事態となり、けが人が増加した。

ヨガを教えるための公的資格が存在しないのも事実。一般人にスポーツを指導する資格「社会体育指導員」にはヨガの指導は含まれていない。ヨガを学ぶ人々は増えており、正しい知識を持った指導者が必要な時期に来ているといえよう。(翻訳・編集/小坂)

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