2018年7月8日、韓国のスポーツメディアは、サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大会で、中国代表が出場していないにもかかわらず、中国の観客や中国企業の広告が会場で目立ったことについて「中国が他国に負けないこともある。監督や選手の報酬だ」と皮肉交じりに伝えた。米華字ニュースサイト多維新聞が報じた。

今回の大会には中国代表が出場していないにもかかわらず、中国人約10万人が現地に観戦に訪れ、会場内には中国企業の漢字の広告があふれた。中国はすでに世界一になっている。監督や選手の報酬がそれだ。

中国代表チームを率いるイタリア出身の名将、リッピ監督の年俸は2300万ユーロ（約30億円）。今回のW杯で8強に勝ち上がったチームの代表監督の年俸をすべて合わせた1530万ユーロ（約20億円）をはるかに上回る高額だ。

選手の年俸も高い。中国代表の武磊（ウー・レイ）選手の年俸は1000万元（約1億6673万円）を超える。英プレミアリーグのスター選手には及ばないが、韓国のプロサッカー選手の年俸は上回るという。記事は「しかし、中国代表には韓国のエースストライカー、ソン・フンミンのような優れた選手は一人もいない。収入は韓国の選手をはるかに超えるのに、彼ら大金持ち選手はW杯に出られない」と伝えている。（翻訳・編集/大宮）