Record China 2017年6月10日(土) 20時40分
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9日、韓国メディアによると、韓国で行われた研究で、キムチ効果により2030年ごろには韓国が世界最長寿国になるという分析が登場し、食の楽しみと健康を同時に得られる「キムチセラピー」への期待が高まっている。写真は韓国の市場で売られているキムチ。
2017年6月9日、韓国で行われた研究で、キムチ効果により2030年ごろには韓国が世界最長寿国になるという分析が登場し、食の楽しみと健康を同時に得られる「キムチセラピー」への期待が高まっている。韓国・東亜日報が伝えた。
韓国の世界キムチ研究所(キムチ研)の研究チームはこのほど、キムチから分離した乳酸菌「WiKim31(キムチから分離した31番目の乳酸菌)」の肥満予防効果を動物実験で確認した。毎日WiKim31を与えたマウスと、そうでないマウスの体つきに大きな違いが現れ、脂肪量や血中コレステロール、中性脂肪、肝機能など、肥満関連の代謝疾患指標も改善したという。
適度に漬かったキムチ1グラムには1億個以上の乳酸菌が含まれるとされる。韓国人は1日に平均70グラムのキムチを食べているので、毎日70億個の乳酸菌を摂取している計算に。キムチに含まれる乳酸菌にはWiKim31の他にも、アトピー性皮膚炎の症状を緩和するWiKim28や、腸疾患に改善効果のあるWiKim38などさまざまあり、これらは「微生物遺伝子銀行」に保管されているそうだ。
記事によると、キムチ研が目指すのは、キムチ自体が健康機能食品になるという、いわゆる「キムチセラピー」の具現化だという。例えば、肥満予防効果が立証されたWiKim31の乳酸菌のみを含む「太りにくいキムチ」の開発などだ。これまでに発見されたキムチの乳酸菌は約3万5000種あるが、地域ごとに製造法や熟成環境が異なるため、今後もさまざまな種類の乳酸菌が発見されるものとみられている。これこそが、「キムチセラピー」の可能性が無限にあると期待される理由だという。
キムチ研のチェ・ハクチョン本部長は「キムチセラピーが現実になれば、食事中に自然と健康まで手に入れることができるだろう」と述べ、「これとは別に、動物実験で効能が検証された乳酸菌は、臨床試験を経て微生物を薬として活用する『ファーマバイオティクス』製品にする計画」と明らかにした。
これを受け、韓国のネットユーザーからは「食べ物の中ではやっぱりキムチが最高」「キムチはご先祖様の芸術作品。最近は食べない人が多いし、外で食べるキムチもあまりおいしくないけど、自分で漬けて食べれば健康にもいい」とキムチの効能に賛同する声が上がる一方で、「40年食べ続けてきたけど痩せないよ」「なぜご先祖様は早くに亡くなったんでしょう?」と異議を唱えたり、「無理やり過ぎる。だってマウスたちはキムチを食べたんじゃなくて、キムチの乳酸菌を食べたんでしょ?塩分はどうなるの?」と塩分を気にするコメントも寄せられている。
その他、「キムチがあるとご飯を食べ過ぎちゃう」と悩みを打ち明けるユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)
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