<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・陸上テスト大会、中国の至宝・劉翔が出場へ…大阪に続き“鳥の巣”初登場

Record China    2008年3月31日(月) 18時37分

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110m障害の世界記録保持者、劉翔(中国)が5月下旬に行われる陸上の五輪テスト大会「中国陸上オープン」に出場することを明らかにした。写真は劉選手。

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陸上テスト大会、劉翔が出場へ…“鳥の巣”に初登場

中国の鳥人が一足先に“鳥の巣”で羽ばたく…

110m障害の世界記録保持者、劉翔(中国)が5月下旬に行われる陸上の五輪テスト大会「中国陸上オープン」に出場することを明らかにした。

中国国家体育総局などが管轄するインターネットメディア「華奥星空」が25日伝えた。この『中国オープン』は現在行われている五輪テスト大会「グッドラック北京」の一環として、5月22日〜25日まで国家体育場(愛称:鳥の巣)で行われる。同スタジアムが本格的に使用されるのはこの大会からで、事実上の『こけら落とし』となる。

劉翔は、この大会について『スタジアムに慣れる絶好の機会』として出場を表明。大会そのものは中国の国内大会であり、決してレベルは高くないものの『その機会は得がたいもの』と語った。

劉翔のコーチである孫海平によると、「鳥の巣」のトラック舗装はやや『固め』で、日ごろ練習している柔らかめのトラックとは感覚が異なるという。そのため、本番前に一度はレースを経験しておく必要があると判断。今大会出場を決めた。

劉翔は、今大会に先立って、大阪の国際グランプリ(5月10日・長居陸上競技場)にも出場を表明している。日本の陸上ファンの前で万全のレースを披露した後は、北京の本番の会場で“走り初め”。本番前に北京市民の前に姿を見せる最後の機会ともなりそうで、そのレースは全世界の注目するものとなりそうだ。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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