<テロ対策>「なぜ靴まで脱ぐんだ!」安全検査に反発する乗客で空港は大混乱―中国

Record China    2008年3月28日(金) 6時48分

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27日、中国の国内線では今月26日から、「安全検査の時、靴も脱ぐよう」義務付けた新規定が実施され、大混乱に陥っている。新規定に不満の乗客がなかなか靴を脱がず、通常1人2分ほどの検査が5倍以上かかっているという。写真は西安咸陽国際空港での検査の様子。

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2008年3月27日、中国の国内線では今月26日から、「安全検査の時、靴も脱ぐよう」義務付けた新規定が実施され、大混乱に陥っている。新規定に不服の乗客がなかなか靴を脱がず、通常1人2分ほどの検査が10分以上も掛かっているという。新民ネットが伝えた。

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中国国内の航空会社を統括する民航総局(中国民用航空総局)は、新彊ウイグル自治区ウルムチ市で今月7日に発生した航空機爆破未遂事件を受けて、テロ対策を強化。同13日には液体の機内持ち込みを国内線の全フライトで全面禁止にすると公告し、翌14日にはこの新規定も発表していた。

ところが実際の現場は大変な事態になっている。「なぜ靴まで脱がなきゃいけないんだ!」と抵抗する乗客や、禁止物品を持ち込もうとして係員に指摘され逆切れする乗客などでごった返している。そのため検査がスムーズに進まず、長蛇の列はますます長くなるばかりなのだとか。

そこで各空港は万一の事態に備え、新規定のせいで飛行機に乗り遅れた乗客が発生した場合、飛行機の出発を遅らせるか、次のフライトに振替えできるよう手はずを整えている。一番良いのは、「乗客が新規定に協力してくれること」と担当者は呼びかけているが…。(翻訳・編集/NN)

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