秦代−清代を網羅、初の「国家貴重古典書名録」=2400点近く収録―中国

Record China    2008年3月29日(土) 19時58分

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3月25日、中国文化省は初の「国家貴重古典書名録」を発表。歴史的にも文化的にも貴重な漢文、少数民族の言語による古典書2392点が収録されている。写真は南京図書館の古籍修復室。

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2008年3月25日、中国新聞社の報道によると、文化部はこのほど中国初の「国家貴重古典書名録」と全国古典書重点保護施設51か所を発表した。

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初の「国家貴重古典書名録」は、主に言語別に漢文と少数民族の言語の2つに大別され、秦代から明清代まで1912年より以前の書写本、印刷物2392点が収録されている。漢文書は、竹や木、絹に書かれた簡帛(かんぱく)、敦煌文書、古典書と碑文の拓本など2282点、少数民族の言語による古典書は現在は使用されていない「焉耆−亀茲文(カラシャ−クチャ語)」「ホータン語」「チベット語」「ウイグル語」など14言語による110点。

収録された古典書は、いずれも総合的に評価されたもので、装丁は中国古式、内容的には歴史的かつ思想的、文化的にも貴重な価値を有するという。

一方、全国の古典書重点保護施設51か所は、国家図書館、故宮博物館、浙江省寧波市の天一閣など、古典書の所蔵量が豊富な施設となっている。(翻訳・編集/汪葉月)

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