Record China 2008年3月28日(金) 10時13分
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25日、広東省が「07年広東省環境質量状況公報」を発表し、省直轄の都市で広州市と深セン市の飲用水だけ合格基準に達していないことが分かった。原因には政策の立ち遅れが指摘されている。写真は広州市の河川。
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2008年3月25日、広東省が発表した「2007年広東省環境質量状況公報」から、広州市、深セン市の飲用水水源の水質が合格基準に達していなかったことが分かった。人民ネットが報じた。
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広東省環境保護局によると、07年、省直轄の21市で飲用水が合格基準に達しなかったのは広州市と深セン市だけだった。海岸付近の水質管理区67か所の水質の合格率は95.5%で、汚染が深刻だったのは広州市の珠江口海域と深セン湾海域。とくに広州市の大気の質は著しく低下しており、重度の酸性雨が確認された。酸性雨地域には広州市のほか、韶関(シャオグワン)市、深セン市、珠海市、仏山(フォーシャン)市など8つの市が指定されている。
これに対し同局関係者は、「広東省の環境汚染は深刻で、複合汚染の改善は非常に難しい」と話す。地方行政には二酸化硫黄と化学的酸素要求量の削減を環境保護の指標としていないところが多く、経済発展の推進と同時に科学に基づく発展観を植え付ける必要があるという。また、07年の省内GDPは14.5%だったが、同省の環境保護政策は、江蘇省、浙江省、上海市などの東部発展地区と比べ、汚水処理工場の建設、汚水処理費徴収などの面で後れを取っているとも。
広東省環境保護局は、08年を省内の汚染を改善する上で重要な年とし、今後は生産能力の低い鉄鋼所などの閉鎖、製紙業など汚染を招く企業への強制検査の実施、審査の厳格化、排気ガス量の多い車両の淘汰など、さらに厳密な環境保護政策を実施し、経済発展の方向転換に力を入れていくという。(翻訳・編集/汪葉月)
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