「痰吐きは50元以下の罰金」、環境衛生局の条例案に賛否―広東省深セン市

Record China    2008年3月21日(金) 11時50分

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19日、広東省深セン市で先に開かれた環境衛生工作会議で、今後路上での痰やツバ吐き、ゴミのポイ捨てをした者に罰金を科す方向で条例制定を進めていくと発表された。写真は北京でのツバ吐きの取り締りで違反者に殺到する取材陣。

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2008年3月19日、広東省深セン市の環境衛生部門は先に開かれた会議で、今後路上で痰やツバ吐き、ゴミのポイ捨てをした者に罰金を科す条例を制定する計画があると発表した。上海の「東方網」が伝えた。

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都市の環境保護と美化を目的にしたこの条例案は、罰金徴収する権限を環境衛生管理員に与えるとしており、罰金も50元(約750円)以下としている。深セン市城管局環境衛生所の責任者は、現段階では罰金条例について明確な骨組みが出来ておらず、市民による活発な議論と意見や提案が当局に寄せられることを期待していると話した。

これまでに、罰金支持派からは「罰金を取ることで市民に環境美化を強く訴えることができる」「罰金は良いが、最初は5元くらいから始めたらどうか」との意見が出ている。反対派からは、「環境美化が目的なら、清掃員を増やせばよい」「国情に合わず、時期尚早」という意見も。また支持派、反対派双方から、「環境衛生管理員にこのような権限を与えると、むやみに罰金をとる『権利の濫用』の危険性がある」として、この条例の執行について明確な判断基準を示すことが必要との声があがっている。(翻訳・編集/本郷)

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