<チベット暴動>“法に従い”犯罪行為に対処、国際社会に理解求める―チベット自治区

Record China    2008年3月19日(水) 11時45分

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18日、チベットの暴動事件に関して中国外交部が記者会見し、チベット自治区政府が法に従い暴力、略奪などの犯罪行為に対処し、ラサは平静を取り戻しつつあると発表した。写真は06年6月のラサ。

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2008年3月18日、新華社によれば、外交部の秦剛(チン・ガン)報道官が定例記者会見で、ラサ市内で発生した暴力事件、略奪事件などに対しチベット自治区関係部門が法に則り厳しい態度で対処しており、ラサの情勢は次第に落ち着いてきていると発表した。新華網が伝えた。

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秦報道官は、暴力犯罪事件により、ラサ市民の生命と財産、社会秩序に重大な損害が発生したとし、「ダライ・ラマのグループが組織、画策、扇動し、国内外のチベット独立派が共謀したものであり、こうした行動は平和的解決を阻害するだけで、単なる暴力的犯罪でしかない」と語り、チベット自治区関係部門は法に則って社会秩序、国家法制、主権、チベット人民の利益を守ると明言。「関係国と国際組織が事実を尊重し、是非を問い、正義を守ることを期待する」とした。

国外逃亡を続けているダライ・ラマについて中国政府の態度は一貫しており、ダライ・ラマは単なる宗教者ではなく、宗教を隠れみのにして国の分裂をはかる亡命政治家だと秦報道官は話した。今回のラサで発生した暴力事件でダライ・ラマグループの実態が明らかになったとし、他国の政府関係者がダライ・ラマと会見することや、ダライ・ラマの行動に便宜を図ることに中国は反対しているとした。

また、世界中いかなる国も“チベット亡命政府”というものを承認しておらず、“チベットが独立した国家”だとも承認していないとし、「これがチベット問題に対応する中国の基本的な出発点になっている」と話し、「国際社会がラサで発生した暴力事件を通じ、ダライ・ラマグループの実態をよく理解してほしい」とした。(翻訳・編集/岡田)

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