2008年3月13日、中国新聞社の報道によれば、2月25日までに、氷雪災害による中国南部の林業資源が受けた直接的な経済損失が1014億元（約1兆5000億円）に達していることを、中国林業局の雷加富（レイ・ジアフー）副局長が明らかにした。

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最も大きな影響を受けたのは林業で、19省の被災面積は3億4000万ムー（約22万6700平方km）、中国全土の森林総面積の1割強にあたる。とくにその2割以上が育成中の森林で、6割以上の育成中の森林が壊滅的なダメージを受けた。

氷雪災害により大規模な資源の流出が発生しており、専門家の試算によれば、被害を受けた森林の固炭損失量は535億8000万元（約8037億円）に相当する4500万t。林業資源の成長・再生には5年〜20年かかるという。

氷雪災害が中国南部の自然保護地区に与えた影響はさらに深刻だ。林業自然保護地区と野生動植物資源はインフラ設備を含めて大きなダメージを受けている。森林地区の防災用道路、監視塔、モニタリングシステム、生態観測所などに被害が出ており、多くの野生動植物が影響を受けているという。（翻訳・編集/岡田）