「テロには容赦しない」自治区の党書記が異例の留任へ、五輪前にテロ組織を牽制―中国

Record China    2008年3月11日(火) 14時39分

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9日、13年にわたり新疆の政治を担当してきた王楽泉党書記が、留任する意志を示すとともに、北京オリンピックを前に、「東トルキスタン運動」に対する強硬な姿勢を示した。写真は9日北京での同書記。

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2008年3月9日、星島日報によれば、13年にわたって新疆の統治を担っており「新疆王」とも呼ばれる王楽泉(ワン・ユエチュエン)党書記が8日、新疆人民代表団の会議で、新疆独立派に対して「分裂やテロを行う者には容赦しない」と強硬な姿勢を示す発言を行い、政界中央への異動を求めず、今後も新疆に留任する意思を表した。

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中国政界の慣例として、任地での勢力拡大を防止するため、一任地での任期は通常5年間とされている。中国共産党第十七回全国代表大会に際し、王書記が政界中央に復帰することを願い出て、全国人民代表大会副委員長になるのではないかとの説があったが、今年の北京オリンピックの関係から、反テロの経験の豊富な王書記は新疆の独立派を牽制するため現地に留任し、治安維持につとめることになる。

01年の9・11同時多発テロ以降、新疆でもテロ組織“東突”(東トルキスタン運動)の活動が活発になったが、王書記の展開した「厳打」と呼ばれる治安強化キャンペーンにより、10数年にわたり安定した治安が維持されてきた。現在王書記は新疆独立派から暗殺リストのトップに載せられているという。(翻訳・編集/岡田)

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