Record China 2008年3月10日(月) 13時50分
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7日、中国人民政治協商会議委員で、中国共産党中央党校副校長の李君如(リー・ジュンルー)氏は、「中国の改革は経済体制改革が中心で、これまで政治体制改革に取り組んでこなかったという見方に対し、大きな間違いだと否定した。写真は全人代の様子。
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2008年3月7日、中国人民政治協商会議委員にして、中国共産党中央党校副校長を務める李君如(リー・ジュンルー)氏は、「中国の改革は経済体制改革が中心で、これまで政治体制改革に取り組んでこなかった」という見方に対し、「それは大きな間違い。政治改革は、改革開放路線が打ち出された30年前当初から経済改革と結び付けて進められてきた」と否定する見解を示した。「中国評論新聞」が伝えた。
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同氏は次のように語る。「中国の改革開放は、第11期全国代表大会第3回会議からスタートした。しかし、実際には経済改革ではなく、思想を解放し、民主政治を確立することが最初に提起された。つまり民主政治、経済改革、続いて市場経済の順だった」。
また、改革開放の指導者であるトウ小平氏について同氏は「戦略家であり、策略家。政治改革と経済改革を結び付けて取り組んだ」とその功績を高く評価。「例えば、農村包産到戸(農家生産請負制)は経済改革だが、その過程において人民公社を解体し、県人民代表大会常務委員会を設立、県クラスおよび県クラス以下の人民代表を選出する直接選挙制度を実施した。このことは政治改革に当たる」と語った。
中国の経済改革が新しい段階を迎える中、政治体制の更なる深化が求められている。しかし、同氏は「焦ってはいけない」と指摘する。「それらは全て条件や措置が揃ってこそ推進できるもの。経済改革は試験的に実施できる上、やり直しも効く。だが、政治改革は失敗してもやり直せない」と語った。(翻訳・編集/下妻)
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