2008年2月20日に開催されたサッカー「東アジア選手権」日本対中国戦で、中国は「絶対に負けたくない」宿敵・日本に惜敗を喫してしまった。試合結果もさることながら、選手のマナーや素質を問われるようなラフプレーも続出し、国内のファンからは批判の声が殺到した。そんななか、国内の大手ポータルサイト「網易(NETEASE)」では「中国サッカー、日本に学ぼう！」という特集が組まれ、多数のファンが書き込みをして盛り上がっている。なぜ、憎き宿敵に学ばなければならないのか？サイトの反応を覗いてみた。

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■なぜ、日本に学ぶ？

日中韓三国は同じような地理条件、文化背景、民族構成でありながら、日本チームが心技体の全てにおいて抜きん出ている、と特集では論じている。特にJリーグ成立以来、90年代以降の日本のアジアカップやワールドカップでの戦績を挙げ、その突出した技術力を中国も学ぶべきだ、としている。また、年齢層の厚さも好評価の一因となったようだ。

■日本の何を学ぶ？

特集では、中国サッカー協会のあり方を大きく批判している。反して、日本のサッカー協会は、1)長期的な成長戦略があり、2)国内リーグの発展に力を尽くし、3)若手を積極的に育成し、4)監督選びが的確で、5)選手個人の素養も重視しているとし、これらを中国も見習うべきだとしている。

■アンケート投票結果「中国チームは日本に学ぶべきか？」

以上の記事を踏まえ、サイトではネットユーザーに対して「中国チームは日本に学ぶべきか？」というアンケートを実施。次のような結果となった。

・日本に対する先入観を捨てて、日本を見習うべきだ…4172票

・日本より韓国に学ぶべきだ…389票

・日本と韓国にだけは学びたくない…460票

・外国を見習っても意味がない…4934票

■掲示板に集まるファンの声

サイト上に開設された掲示板上では、多くのファンから賛否両論の意見が殺到している。その代表的な意見は…。

【日本を見習う派】

「中国ナショナルチームはすぐに解散しろ！」「中国のサッカー協会はどうしようもない、早く外国の体制を学べ」「今現在の成績しか見えてない中国に対して、日本は長期的にサッカーを育てようという気概を持っている」

【日本には見習わない派】

「まず国内のサッカーをどうにかしてほしい」「盲目的に外国を崇拝するな」「なぜ小日本(日本の蔑称)なんかに学ばなければいけないのか？」(翻訳・編集/愛玉)