フライメディア 2017年2月22日(水) 21時30分
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「71路乗った?」上海の巷で聞こえる会話、今最もホットなバスが上海市中心部の一般道を走る高速バスに登場した。
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71路バスは、名称を「71路中運量(中規模輸送量)公交車」と言い、上海初のBRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)だ。上海の中心部を東西に貫く延安路(東路、中路、西路)を運行する。2両連結バスと通常の1両バスの2タイプがあり、外灘(バンド)駅から虹橋方面の申昆路枢紐駅まで全長17.5キロを約70〜75分で運行する。混雑時には4〜5分間隔、それ以外の時間帯でも約10分間隔で運行しているので、待ち時間も短い。
設置されたバス停は始発駅と終点駅を含め25駅。日本人が多く居住する古北新区の水城南路にもバス停が設置されており、「市中心地へのアクセスがとても便利になった」と評判も上々である。料金は片道一律2元(約34円)。ちなみに地下鉄の乗車料金は3元(約51円)から。
運行する延安路には専用車線を設定し、2両連結バスの導入により従来のバスよりも輸送量を多くすることで渋滞緩和の交通手段としての活躍が期待されている。2両連結バスの定員数は150名とのこと。
「専用車線を走行するので、渋滞とは無縁」と関係者は太鼓判を押している71路バス。確かに来る3月25日より施行される新たな上海市交通管理条例で、「休日や祝祭日は一般車両の路線バス車線での走行を許可する」規定に改定されているが、「71路バス専用車線を除く」と但し書きがある。つまり、どんなに他車線が渋滞して、71路バス専用車線が空いていても、一般車両は走行できないということだ。上海市の71路バスにかける期待の大きさを感じさせるが、一方で混雑時にこの一車線を走行できないのは、かえって渋滞を深刻化させるのではないかという声も一般車両ドライバーから上がっている。
さて、新しいもの好きの上海人、始発駅では長蛇の列ができていた。しかもバス乗車が目的だから、途中下車もなく、車内はギュウギュウの満員だったと、利用した乗客がSNSでコメントしている。(提供/フライメディア)
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