<中国食品>「不合格品を海外に出しません」全人代スポークスマンが“宣言”―中国

Record China    2008年3月5日(水) 14時8分

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3月4日の報道によると、全国人民代表会議のスポークスマンは会見で、「中国食品の安全性に問題があったのは確か」と認めた上で、「中国政府として検査と取り締まりを強化し、不合格品を輸出しない」と述べた。写真は浙江省の缶詰工場。

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2008年3月4日、中国新聞網の報道によると、第11回全国人民代表大会第1回会議の記者会見の席上、姜恩柱(ジアン・エンジュウ)報道官は中国食品の安全問題について触れ、「不合格食品は海外に出さない」などとして、海外の懸念を払拭しようという中国政府の姿勢を改めて強調した。

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姜報道官は「中国の輸出する食品の合格率は常に99%以上で、その安全性は保証されている」と述べ、国内の生産体制に総体的に大きな問題はないとの認識を示した。しかし、一方で「一部企業で法規や基準を無視し、検査・検疫の目を逃れ、非正規ルートで輸出している例もある」とし、その結果、「中国食品の安全性に問題があったのは確か」と認めた。

今後の対策として、「中国政府は検査と取り締まりを強化し、不合格食品を海外に出さないようにしていく」と述べた。また、国内外の品質安全基準の食い違いに関しては、「国内の基準を強化していくことで解消していく」と語った。ただ、海外での一連の中国食品問題報道については、「まったくのでっち上げや、科学的な検証がされていないことまでもが報道されている」と不満を示した。

なお、食の安全についての中国国内の法的規制強化については、2007年12月の第10回人民代表大会常務委員会で「食品安全法(草案)」に対する審議が行われており、責任の所在や管理制度、食品安全国家基準など、各種の法規が定められている。(翻訳・編集/岡田)

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