Record China 2008年3月5日(水) 14時50分
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3月4日の報道によると、中国の全警察官の85%に銃器が行き渡ったことがわかった。公安部門が昨年来、約96億円の予算を投入し、装備の新規購入、更新に力を入れた結果で、“丸腰警官”はすっかり過去のものに。資料写真。
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2008年3月4日、中国新聞網が公安部のウェブサイトからの引用として報道したところによると、中国の全警察官の85%に銃器が行き渡ったことがわかった。昨年来、公安部門が組織一丸となって警察官の装備充実を目指してきた成果としている。
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中国の経済成長の副産物として、いわゆる“闇社会”のフトコロも潤す結果に。凶悪犯罪組織が武装化するケースも見られ、公安部門も対抗上、警察官の装備充実、近代化の必要に迫られていた。
政府は昨年夏、とりあえず中西部地区の警察を対象に総額6.4億元(約96億円)の予算を投入することを決定。個々の警官の装備としては銃器の購入が最大の柱となり、全警官の85%に銃器を行き渡らせるとの数値目標を定めたほか、どの型の最新銃器が現場のニーズに合うか、時間をかけて研究開発も行われたという。
また、銃器以外でも催涙弾やパトカー、警察官の制服にいたるまで更新の対象となった。さらに、非常時の物資貯蔵庫や物資の分配システムも国庫補助を受けて整備。警察飛行部隊も予算面でテコ入れされ、これがケシの不法栽培の摘発などに早くも効果をあげたと紹介されている。
なお、今回の装備計画では、不正購入などへの対策として、購入先企業のリストも作られ、価格や仕様、購入方法も統一された。こうした組織を挙げた努力が、「警官の85%に銃器装備」の早期達成に結びついた、としている。(翻訳・編集/小坂)
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