Record China 2008年3月5日(水) 3時26分
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3月2日の報道によると、渇水に苦しむ華北地方最大の沼沢地「白洋淀」で、湖沼の水位を回復するため、黄河からの引水を実施。「華北の真珠」と呼ばれる景勝地は消滅の危機を脱した。
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2008年3月2日の報道によると、華北地方を代表する景勝地であり、豊かな自然の残る沼沢地「白洋淀」が少雨による渇水でピンチに。国も乗り出して黄河からの引水で湖沼の水位をキープする一大作戦が実施された。
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河北省保定市と滄州市にまたがる白洋淀は、国の重要旅行区に指定されている華北平原最大の淡水湖。といっても単一の湖ではなく、143もの大小の湖沼で形成されており、その美しい景観は「華北の真珠」とも呼ばれている。
しかし、近年の少雨続きで、湖沼の水位が低下。このままでは景観が保てないと判断した政府関係部門は今年1月、「引黄済淀(黄河から引水して「白洋淀」を救う)」の指示を出し、今回の給水が決定した。
1日午後、同省滄州市の任丘水門を開いて1億5700万立方メートルに及ぶ水を「白洋淀」に供給。湖沼はようやく渇水状態を脱した。
山東省聊城市から河北省滄州市まで400kmの道のりを引かれてくる黄河の水は、もともと「白洋淀」の生態系を守る重要な役割を果たしてきた。今回の緊急措置で、干からびかけていた「白洋淀」は母なる黄河の恵みによりその生命を救われたことになる。 (翻訳・編集/愛玉)
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