<長者番付>07年の芸術家トップ、55億円の画家呉冠中氏―中国

Record China    2008年3月5日(水) 12時39分

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1日、北京の首都博物館で、英国人経済ジャーナリストのルパート・フーゲワーフ(胡潤)氏が選ぶ「中国人芸術家の長者番付2008」が発表され、89歳の画家、呉冠中氏が首位に輝いた。写真は昨年開かれた呉氏の個展。

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2008年3月1日、北京の首都博物館で、英国人経済ジャーナリストのルパート・フーゲワーフ(胡潤)氏が選ぶ「中国人芸術家の長者番付2008」が発表され、89歳の画家、呉冠中(ウー・グアンジョン)氏が首位を獲得した。「新華ネット」が伝えた。

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2007年中に、オークションで落札された額をもとに上位50人を選出した。首位の呉冠中氏は3億7000万元(約55億円)、2位は家族の肖像画で有名な張暁剛(チャン・シァオガン)氏で2億8800万元(約43億円)、3位はパリで活躍する抽象画家の趙無極(チャオ・ウージー)氏で2億8400万元(約42億円)だった。

台湾の彫刻家、朱銘(ジュー・ミン)氏は1億7500万円(約26億円)で7位。香港・マカオ・台湾地区から唯一ランクインした。上位50人のうち油絵の画家が多数を占め、中国画の画家と彫刻家がそれに続いた。首位の呉氏は西洋画と中国画の両方に精通しているが、中国画専門では7748元(約11億6000万円)で15位の範曽(ファン・ツォン)氏が最高位だった。

年齢別で見ると、40歳から60歳が最も多く、出身地や居住地では首都・北京が圧倒的に多かった。作品別では、現代画家の蔡国強(ツァイ・グオチアン)氏の「APEC花火の下書き14枚」が首位、2位と3位はそれぞれ呉冠中氏の「交河故城」と「木槿(ムクゲ)」だった。(翻訳・編集/NN)

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