07年の海外留学、15万人超で過去最高に=行き先は多様化―中国

Record China    2008年3月3日(月) 9時13分

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3月2日、07年の中国の出国留学者数は15万人を突破し、過去最高を記録した。留学市場の盛況は、好調な経済動向と密接に関連していると専門家は分析する。写真は今月1日より、北京で行われた国際教育巡回展の会場。

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2008年3月2日、中国人留学者数は近年一度マイナス成長を記録したものの、ここ数年で全面的に回復したことが分かった。07年の中国の出国留学者数は15万人を突破し、過去最高を記録。「留学市場の盛況は、好調な経済動向と密接に関連している」と専門家は分析する。「中国新聞網」が1日、中央電視台(CCTV)の報道として伝えた。

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中国教育部留学サービスセンターの関係者は、「07年、約3万人の中国人学生がアメリカビザを取得。その大多数が私費留学生だ」と語る。また、在中国イギリス大使館のデータによると、07年、イギリス留学ビザを申請した中国人学生数は2割近く増加。うち、華北・華中地域の申請者数は4割増に達した。

中国人学生の留学先は、多様化の傾向をみせている。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、日本などの主要留学国のほかに、イタリア、アイルランド、韓国、スペイン、アルゼンチンといった地域も人気を集めている。現時点で、中国人学生の留学先は109の国・地域に及んでいる。

専門家は「中国経済の高成長が続くなかで、各家庭の支払能力が向上したことが、留学ブームに拍車をかけた」と分析する。また、多くの学生が、留学目的を国際的教養と視野を持つためだと答えているが、中国国内の進学率上昇で就職難が続いていることも海外留学を選択する大きな理由として挙げている。(翻訳・編集/下妻)

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