<もったいない>料理の1割はゴミ箱行き!そのお金で7000の小学校が…―浙江省杭州市

Record China    2008年2月28日(木) 22時31分

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杭州市の07年の飲食店での消費は約143億元(約2145億円)で、そのうちの1割にあたる約14億元(約200億円)が残飯となり無駄に消費されていた。これだけあれば、貧しい地域に7000もの小学校を建てられる計算になる。資料写真。

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2008年2月27日の「中国新聞網」によると、浙江省杭州市の2007年の飲食店での食事のうち金額の1割は残飯として残されていたという。

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杭州市の2007年の飲食店での消費は約143億元(約2145億円)で、そのうちの1割にあたる約14億元(約200億円)もが残飯となり無駄に消費されていた。14億元あれば、貧しい地域に7000もの小学校を建てられる計算になる。これは杭州市だけの話だから、浙江省全体、全国と計算するとどんな金額になるのだろうか?

中国の経済は発展し、人々の収入が増えるに従って消費も多くなった。それと同時に見栄を張った浪費も多くなったという。

杭州市のあるレストランの経営者は、ちょうどテーブルを片づけている所を指さし、「3人で食事をするのにテーブルに一杯の料理を注文していた。この魚料理には何回かしか箸がつけられてないし、この鍋料理もメインがほとんど残ったままだ。それなのにもう“お会計!”と言って帰っていった。“残った料理を持ち帰りますか?”と聞いても“いらない”と」

また、別のテーブルにいる客たちはお酒を飲んで盛り上がっている。しかしテーブルの料理にはほとんど手が付けられていない。この料理も後でゴミ箱に捨てられるとは、もったいない話だ。しかしこの光景はレストランでは珍しくない。

浙江省も含め長江中・下流域は旧正月前の大雪による災害で食料問題も起きている。浙江省消費者権益保護委員会の徐建明(シュー・ジエンミン)秘書長は「私たちは節度ある消費を皆さんにしてもらいたい」と話している。(翻訳・編集/浅野)

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