人民網日本語版 2017年1月16日(月) 2時0分
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日本の男性と言えば「一家の大黒柱」としての尊厳を守るために、「俺の仕事は家族を養うために金を稼ぐこと」と言わんばかりに家では何もしないというのが多くの人のイメージかもしれない。
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日本の男性と言えば「一家の大黒柱」としての尊厳を守るために、「俺の仕事は家族を養うために金を稼ぐこと」と言わんばかりに家では何もしないというのが多くの中国人のイメージかもしれない。しかし、今は日本人男性の立場にも変化が生じており、家事を全て妻任せにするのではなく、すすんで台所に立ち、赤ちゃんの世話をする男性も増えてきている。そして、そんな男性たちを対象にした「イクメン教室」や「イクメン学校」が各地で開かれ、彼らに育児の知識を伝授している。 生命時報が報じた。
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ベネッセ次世代育成研究所が2016年3月に発表した統計によると、日本人男性の育児時間が年々増加しており、「子供を寝かしつける」と答えた男性の割合が15年に比べて15%増加した。また、「おむつを替える」との回答も15年比で5%増加した。さらに男性の約半数が帰宅後に「積極的に育児を手伝う」と答えている。ただ、多くの男性は育児の経験がなく、家事でも右往左往して結局足を引っ張ってしまうこともあるため、日本各地ではこれをビジネスチャンスとみなした「イクメン教室」などが次々に開設され、イクメンたちをサポートしている。
このほど神奈川県横浜市の「横浜市男女共同参画推進センター」が企画する「イクメン教室」を取材した。同教室は毎週金曜日の午後7〜9時(全8回)に、市役所の市民館で行われ、育児講座や実技を学ぶという。参加した男性は最後に卒業テストを受け、合格すると横浜市からイクメン「認定証」が授与されるのだという。同教室で、男性らはまず、理論を学ぶ。担当するのは地元の病院の産婦人科看護師長で、乳児の食べ物や睡眠の面で注意すべきことを、パワーポイントのスライドを使って教えてくれる。男性らはそれを一生懸命聞きながら、メモを取っていた。参加している男性の多くは30歳ぐらいのホワイトカラーで、一見して仕事帰りとわかるスーツ姿に手にはビジネスバッグを抱えていた。
理論を約1時間学んだ後、参加者は隣の大きな部屋へ移動し、今度は実技を学ぶ。看護師長が各参加者に人形の赤ちゃんと、おむつ、哺乳瓶、ゆりかご、粉ミルクなどを配り、ミルクの作り方やあげ方、赤ちゃんのお風呂の入れ方、赤ちゃんを運動させる方法などを、手取り足取り教えていた。
日本政府が2015年3月に発表した「少子化社会対策大綱」では、男性の育児への参画を促す施策を推進し、男性が配偶者の出産直後に休暇を取得する割合を80%にするという目標を掲げている。そのため、各自治体が開設しているイクメン教室なども好評を博している。ある女性ネットユーザーは、「育児ができる男性はかっこいい」との声を寄せている。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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