工場で63人が中毒、2人死亡=毒性ある「ニセモノ塩」が原因か―広東省深セン市

Record China    2008年2月25日(月) 11時6分

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23日、広東省深セン市の自動車メーカー比亜迪汽車(BYDオート)の従業員63人が、食中毒を起こす事件が発生した。すでに2人が死亡、3人が重体、19人が入院中。原因は化学工業原料で毒性を持つ「亜硝酸塩」と特定された。警察は「事件性が強い」として捜査を開始している。

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2008年2月23日、新華社通信(電子版)によると、広東省深セン市の自動車メーカー比亜迪汽車(BYDオート)の従業員63人が、食中毒を起こす事件が発生した。すでに2人が死亡、3人が重体、19人が入院中。原因は化学工業原料で毒性を持つ「亜硝酸塩」と特定された。警察は「事件性が強い」として捜査を開始している。中国新聞社(電子版)が伝えた。

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事件が発生したのは23日午前。BYDオートの従業員が、工場入り口で無許可営業している食堂で朝食を食べた後、食中毒と思われる症状を訴えた。その数は63人にも膨れ上がり、うち2人が死亡、19人が入院という騒ぎに。警察は付近一帯の食堂を全て封鎖し、捜査を開始した。

BYDオートの入り口付近には無許可営業の食堂が20数軒もあり、事件が起きたのはそのうちの1軒。警察は春節(旧正月)前に全てを営業停止処分としていたが、春節明けには再び店が開かれていたという。

広東省では数年前から、「ニセモノ塩」として工業塩の「亜硝酸塩」が大量に出回っており、毎年死者が出ている。省政府は昨年1月1日から、店頭で販売される食塩には「省承認ステッカー」貼付を義務付けるなど対策を講じていた。(翻訳・編集/NN)

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