安倍首相、駐日中国大使と「日中関係改善」へ歓談=「酉年は変化の可能性を秘めた年、新たな壁に挑戦したい」―時事通信グループ新年互礼会

八牧浩行    2017年1月6日(金) 10時20分

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5日、安倍晋三首相は東京都内で開かれた時事通信社主催の新年互礼会に出席し、今年の抱負について「酉年は変化の可能性を秘めた年であり、不可能と言われている新たな壁に挑戦をしていきたい」と強調した。写真は程永華・駐日中国大使(右)と歓談する安倍首相。

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2017年1月5日、安倍晋三首相は東京都内のホテルで開かれた時事通信社グループ主催の新年互礼会に出席し、今年の抱負について、「酉年は変化の可能性を秘めた年であり、不可能と言われている新たな壁に挑戦をしていきたい」と強調した。これまでに、農業従事人口を増やしたり、ドル建て経済規模を拡大したりしたと安倍政権の実績を例示した上で、壁が高い「挑戦すべき分野もある」とし、その一つとして「働き方改革」を挙げた。

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また安倍首相は、今年と同じ酉(とり)年の1969年や93年、2005年に衆院解散・総選挙が行われたことに言及した。81年に解散がなかったことも挙げ、「酉年であれば必ず総選挙というわけではない」と語ったものの「年内解散」への憶測を呼びそうだ。

この新年互礼会には小林喜光経済同友会代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)ら政財官言論芸術スポーツ界代表、各国駐日大使ら約400人が出席した。程永華・駐日中国大使は安倍首相と歓談、日中国交正常化45周年となる今年は日中関係をさらに改善する年にしたい、などと話していた。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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