＜中華経済＞原油高直撃、シノペックの石油精製部門が赤字―中国

2008年2月20日、19日付香港経済日報によると、石油化学中国最大手の中国石油化工股フェン有限公司（シノペック）の戴厚良高級副総裁兼CFO（最高財務責任者）はこのほど、2007年以降の国際原油価格の高騰を受けて、07年第4四半期（10-12月）に石油精製部門が再度赤字を計上したことを明らかにした。

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07年1−9月は原油価格が落ち着き、同部門の営業利益は2億1400万元で、前年同期の296億5100万元の営業損失から黒字転換した。

中国政府は、国際原油価格の高騰に伴う中国石油企業の救済策として、07年11月に石油製品の国内基準小売価格を引き上げたものの、国際市場価格に比べて安く、原油高騰のコスト増を相殺できていない。

戴厚良高級副総裁は、今後の国内石油製品価格の値上げの可能性について「国家発展改革委員会の決定次第だ」と述べた。（翻訳・編集/KS）