Record China 2008年2月20日(水) 18時53分
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2月16日の報道によると、中国雲南省の「昆明日報」が4面にわたる号外で、地方幹部全員の電話番号と職務分担を公表した。しかし、市民らが試しにかけてみると、6割以上はつながらず「やっぱり」の声も。写真は雲南省人民代表大会。
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2008年2月16日、中国青年報が伝えたところによると、中国雲南省の「昆明日報」が4面にわたる号外で、地方幹部全員の電話番号と職務分担を公表した。「市民と直結した開かれた公務員」をアピールするのが狙いで、これまでにない試みに市民からも驚きの声が上がった。
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号外は瞬く間に売り切れ続出。これを転載したサイトでも、「お気に入りに追加」された回数が最も多い記事となった。また、当日開幕された政治協商会議でも取り上げられ、多数の委員が「行政の姿勢をアピールする良い手段」と絶賛した。
だが喝采が上がったのはここまで。市民が実際に電話をかけ始めると雲行きが怪しくなった。「掲載された番号の多くはオフィスの固定電話。外出などで不在の時は、つかまらないのでは?」との不安が的中。市民の楊(ヨウ)さんという男性によると、午前10時頃4か所の番号にかけたが誰も出なかったそうだ。また、「中国青年報」の記者も試しに午前10時40分、正午、午後4時、午後5時20分に35人の副局長にかけ続けたが、電話に出たのは半数以下の13人。あとの22か所は結局誰も出なかった。
電話番号公表を「形式的なアリバイ作り」と見るか、「行政の情報公開という発想がなかった中国では半歩前進」と見るか、市民も半信半疑だという。(翻訳・編集/NN)
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