Record China 2016年12月1日(木) 12時10分
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1日、韓国南部、済州島に伝わる海女の文化がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されることが決まった。写真は済州の海女。
2016年12月1日、韓国南部、済州島に伝わる海女の文化がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されることが決まった。ユネスコ政府間委員会は11月30日(現地時間)、エチオピアで第11回の会議を開き「済州海女文化」の無形文化遺産登録を確定した。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。
委員会は済州の海女文化について「地域の独特な文化的アイデンティティーと多様性を示している」とし、「安全と大漁に向けた意識、先輩が後輩へと伝える潜水技術と責任感、共同作業を通じて得た利益により社会的結集力を高める活動などが無形文化遺産として価値がある」と評価した。また、済州の海女による収穫方法が海洋環境を大きく傷つけることなく自然と調和している点も高い評価を受けた。
海女文化をめぐっては日韓共同で無形文化遺産登録を目指す動きもあったが、日本側の申請作業が遅れたこともあり韓国単独での推進、登録決定となった。
この報道に韓国のネットユーザーは「見事だ。誇らしい」「韓国にしかない韓国的な姿が世界に認められてうれしい」「イラつくニュースが多い中でうれしい知らせ!おめでとう」「これからも末永く保存されることを期待」など喜びの声を多数寄せている。
このほか目立つのは日本の海女文化に言及したコメントで、「日本に取られるかとやきもきしたけど、安心したよ」「日本は海女も自分たちのものであるかのように奪い取ろうとしてたけど、済州島が誇らしい!」「海女は日本発祥だと思っている外国人がいる。韓国をもっと詳しく知ってもらわないと」「日本に奪われかねなかった固有の文化の一つが登録に成功してよかった。軍艦島(世界文化遺産に登録された長崎県・端島)の登録も必ず取り消されますように」「日本の海女は、百済の海女文化が日本に伝わったものだよ。とにかく日本文化のルーツはすべて韓国にある」などの声が寄せられた。
なお韓国の無形文化遺産はこれで19件目、過去には朝鮮の伝統民謡「アリラン」やキムチを漬ける「キムジャン文化」、農楽、綱引きなどが登録されている。(翻訳・編集/吉金)
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