Record China 2008年2月18日(月) 6時6分
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楽しいはずの旧正月、必ず話題になるのが「去年は幾ら稼いだ?」。この話題が原因である青年が鬱病になり、引きこもってしまった。資料写真。
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2008年2月13日、旧正月の間は親戚や旧知と会う機会が増えるが、中国人の間で必ず話題になるのが「去年は幾ら稼いだ?」。ところが、これ原因で楽しいはずの正月が一転暗澹としたものになってしまった。浙江在線が報じた。
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25歳の青年・王さん、一昨年大学を卒業し、現在は紹興のある企業で働いている。去年の収入は3万元(約45万円)以上。元旦には親戚一同が訪れ、子供の頃から王青年と一緒に育った従兄弟も遊びに来た。話をしていると、「去年は幾ら稼いだ?」も当然話題に上った。みんなが自分は幾らだと話し始めたところ、従兄弟たちの収入が王青年よりも多かった上、1人は年末のボーナスだけで王青年の年収を上回っていることがわかった。話を聞きながら、王青年は何も言わず、ただ微笑むばかりだった。
従兄弟たちが立ち去ると、王青年の様子が一変。両親が心配したところ、王青年は「僕はダメな人間だ…」と目に涙を浮かべながら呟き、その日から5日間引きこもってベッドから起きようとしなくなってしまった。
王青年は大学では経済管理を専攻。貿易会社で働いているが、内向的な性格から思うように能力が発揮できず、社内でも収入は少ない方だ。彼を苦しめているのは、大学時代は似たり寄ったりの成績だったり大学にも受からなかった従兄弟が自分よりも多い収入を得ていることだった。その後、3万元の収入は決して少なくない、自分を卑下する必要など全くないし、一時のことだと周囲が説得して王青年はようやくベッドから出て、心機一転を誓ったそうだ。
専門家によれば、王青年の症状は典型的な鬱病とのこと。職種や業種によって収入は様々なことから、収入を比べたことが原因で鬱病になる人が少なくないという。(翻訳・編集/岡田)
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