入れ歯を探して「ローラー作戦」、泥酔した宿泊客のためにホテル大迷惑！―広東省陽江市

2008年2月8日、広東省陽江市のホテルは宿泊客が紛失した「入れ歯」を捜索するために「全館ローラー作戦」を決行したという。ニュースサイト「中国新聞網」が伝えた。

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7日夜、同級生たちと大学の春節パーティに参加した男子学生。彼は泥酔して前後不覚になり、近くのホテルで宿泊することになった。ホテルの部屋に入ると、彼は何度も嘔吐を繰り返し、やがて熟睡。

翌日の8日早朝、目が覚めた彼は10年来愛用してきた総入れ歯が口のなかから消えていることに気づいた。部屋の中を探しても見つからず、青くなった彼は「ホテル内で紛失したのだから、見つからないのはホテル側の責任」とまくし立て、総入れ歯の実費と慰謝料あわせて10万元（約150万円）をホテル側に要求。

困り果てたホテル側は従業員を総動員して、彼が昨夜歩いたと思われる館内を大捜索した。結局、彼が宿泊した部屋のベッドに嘔吐した跡があり、その部分のシーツの隙間から総入れ歯は見つかった。ホテル側は無事発見できたことに胸を撫で下ろしたが、このようなことは今後二度と発生して欲しくないと話している。（翻訳・編集/本郷）