Record China 2008年2月7日(木) 9時2分
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中国は役所の手続きが面倒なことで有名。中国人は生まれてから死ぬまで山のような証明書に取り囲まれて暮らすこととなり、取得のための手間と費用は馬鹿にならない。写真は新式身分証を渡された老人。
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2008年2月5日、中国人が直面する証明書問題について、南方週報が報じた。
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社会主義国家の中国は、その複雑な官僚機構のため、さまざまな手続きが面倒なことで有名。中国で仕事をしたビジネスマンならば、一度はその複雑さに悲鳴をあげたことがあるのではないだろうか。
しかし、複雑な手続きに悩まされているのは企業だけではない。一般の人々もまた、一生の内に山のような証明書を取得する必要性に迫られ、その費用も無視できないものとなっている。費用自体が少額でも、場合によっては関係者に諸費用(日本で言う賄賂。中国では人間関係費用、人情関連費用などの婉曲表現が使われる)を支払う必要もある。
まず、最も一般的な証明書が身分証。近年、新形式に切り替えられたばかりだ。中国では何をするにもまず身分証が必要となる。生後すぐに申請が可能で、取得は容易だが申請料20元(約300円)のほかに血液型、身体測定の費用が徴収される。同紙によると、最高50元(約750円)を徴収された人もいるという。
次に一般的なのが、卒業証明書。費用は5元(約75円)だが、中学校までの義務教育を終えるまでに学費や教材費で3万〜9万元(約45万〜135万円)の費用が必要とされる。高校、大学へと高学歴化が進むなか、教育コストは高騰、卒業証明書を手にするまでの費用は上がる一方だ。
(2)へ続く。
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