マスコミ関係者数百名の個人情報がネットに大流出!―中国

Record China    2008年2月6日(水) 20時18分

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インターネット上に「マスコミ関係者の電話番号一覧」と題した書き込みが発見された。記者などの携帯番号が書かれており、内容も8割方正確。当然、プライバシーの侵害にあたり、個人情報保護法の整備が求められる。写真は某サイトに流出した200万人の名刺リスト。

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2008年2月5日、新民晩報の報道によると、読者があるブログを読んでいたところ、「マスコミ関係者の電話番号一覧」と題した書き込みがあったという。新華社や人民日報の責任者や記者の携帯番号、さらには地方報道機関の記者の連絡先まで書かれていた。

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この書き込みは先月中旬に公開されたもので、人民日報や新華社、光明日報、中国青年報、経済日報、中央電視台(CCTV)など約20の全国規模の媒体や、上海を中心とした地方有力媒体の記者らの電話番号などが書かれていた。

書き込まれた電話番号の多くは事務所や個人の携帯を含む。発見した読者によると、マスコミに勤める知人の電話番号もあり、住所録と照合したところ、85%が正確であったという。記者も知り合いの同業者の情報を照合したが、異動があったり、亡くなったり、名前の書き間違いがあったりといった場合を除き、携帯番号は全て正しかった。ブログの管理人が転載したものに違いないが、別のサイトにも同内容の書き込みがあり、最も早いものは昨年8月のものだった。

弁護士によると、これは「プライバシーの侵害にあたる」。書かれた当事者は管理人に削除を依頼することも可能で、何ら対応がない場合、告訴も考えうるという。

しかし、残念なことに、現在中国には個人情報保護に関する法律がなく、行政が罰することは不可能だ。政府が個人情報保護に関する法整備を急ぎ、罰則を強化するよう有識者は訴えている。(翻訳・編集/小坂)

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