中国は香港人を必要としていない=議会宣誓で物議の議員が台湾で演説―香港メディア

Record China    2016年10月24日(月) 13時40分

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22日、香港の新議会宣誓式で一部の議員が反中発言を行い宣誓が成立しないとされた問題で、渦中の議員2人が台湾の座談会に出席し宣誓について語った。写真は梁氏と游氏。

2016年10月22日、香港の新議会宣誓式で一部の議員が反中発言を行い宣誓が成立しないとされた問題で、渦中の議員2人が台湾の座談会に出席し宣誓について語った。香港サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。

今月12日、香港の議会に当たる立法会が新たに開会。議員らは規則に従い、「香港は中国の不可分の一部」と定めた香港の憲法に当たる基本法を守ることなどを宣誓したが、新任議員の1人が英語の宣誓文の「China」の部分を広東語の「支那」と発音し、「香港は中国の一部ではない」との垂れ幕を掲げた。同新任議員を含め3人の議員が宣誓文を変えたことからその後の会議への出席を認められず、19日に再宣誓が行われたが、親中派の議員が一斉に席を退場したことで再宣誓は阻止された。

台湾の座談会に出席したのは、渦中の議員、梁頌恒(リアン・ソンヘン)氏、游●禎(ヨウ・フイジェン、●は草かんむりに恵)氏と香港独立派の団体、「本土民主前線」に所属する黄台仰(ホアン・タイヤン)氏の3人で、台湾の政党との交流に関して游氏は「計画はないが、交流したい」と述べた。

一方、梁氏は立法会の宣誓で「香港は中国の一部ではない」との垂れ幕を掲げたことを認め、「中国(本土)は香港という場所を必要としているが、香港人は必要としていない。同様に、中国は台湾を必要としているが、台湾人はどうだろうか?。これは皆が考えるべき問題だ」と語った。26日に再び宣誓が予定されているが、親中派からは反対意見が挙がっており、立法会の梁君彦(リアン・ジュンイエン)主席は弁護士や関連部門と話し合うと語っている。(翻訳・編集/内山)

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